車の空き時間の有効活用 個人間のカーシェアリングビジネス「Getaround」

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赤い車に乗ったスーツ姿の男性がカーシェアリングとスマホで表示している画像

Getaroundとは何か

Getaround は2009年にアメリカのサンフランシスコで設立され、これまでに$58Mの資金をベンチャーキャピタルをはじめとする投資家から集めました。

現在の社員数は120名でサンフランシスコ、サンディエゴ、オースティン、ポートランド、シカゴ、ワシントンDCでビジネスを展開しています。

Getaround創業メンバーは「そもそも世の中には車が多すぎる。それらをもっと有効活用しよう」という目的の元、ビジネスを開始しました。

例えば、以下のような、地球の環境面における課題克服と、余っている車の有効活用という需要と供給の不一致改善を目的にビジネスを行っています。


「現在世界中には10億台の車が存在し、このままのペースで増え続けると10年後には20億台にまで増える」

「平均すると車は24時間のうち2時間しか使用されておらず、22時間は駐車場で眠っている」

「Getaroundの試算ではGetaroundにより運営される車は通常の車の約10倍使用されている。つまりはGetaroundの利用促進により車の台数を10分の1に減らすことが可能になる」


車の空き時間を有効活用すべく、Getaroundは個人間のカーシェアリングビジネスを行っています。誰でも簡単にGetaroundのサービスを通じて、所有する車を他人にレンタルすることができます。そして借りたい人はそういった個人から車を借りるのです。

前回のZipcarとの違いはZipcarは会社として貸し出し用の車を保有し、それを貸し出しているのに対して、Gataroundは貸し出したい個人を集め、それを借りたい人とつなげるビジネスであるため、貸し出し用の車を保有していません。

Getaroundの今後

Getaroundのアプリ自体は若干使いにくさがあり、例えば車の空き状況を一覧で見ることができない、等があります。ただ、ビジネスモデルは非常に良いもので、Getaroundにとって様々なメリットがあると考えます。

まず、Getaround自身が貸し出し用の車両を資産として保有する必要がないため、多くの資金を必要としません。あくまでも貸し手と借り手をつなげる仲介役であるため、資産保有のリスクがないのです。

次に余剰資産の活用というこれまで競合のいない市場での新規プレイヤーである点です。

不動産の貸し手は多くいますが、これまで自動車の貸し手市場というものは存在しませんでした。自動車は「保有する」か「レンタカーとして借りる」の2通りだったのですが、そこに「他人に貸す」という選択肢を増やしたのです。

新しい市場であるため、競合もなく、Getaround自身で市場の方向性を決め、ビジネス展開を行っていくことが可能です。もしGetaroundのビジネスが日本で開始されれば、私も貸し手として参加したいと考えてます。

貸し手は料金を自分で設定することができ、その売り上げの60%を収入として受け取ることができます。残り40%はGetaroundで自動車保険を登録するのでその費用、およびGetaroundの手数料です。

普段は休日しか車は使わないので、平日に貸し出すことで、売り上げの60%を収入として得ることができ、良い収入源になると思います。

参考URL

https://www.crunchbase.com/organization/getaround#/entity
https://www.getaround.com/
https://en.wikipedia.org/wiki/Getaround
http://www.forbes.com/sites/deniserestauri/2016/02/25/this-millennial-is-upending-the-transportation-industry-and-she-needs-your-car/#784106ea43f4
http://www.sfchronicle.com/business/article/Old-school-carmakers-see-future-in-sharing-not-8671265.php
https://techcrunch.com/2015/09/28/getaround-revenue-2015/