次世代の駐車場「スマートパーキング」(前編)

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駐車場でスーツ姿の女性がスマートフォンを操作している画像

●スマートパーキングとは?

これまで私たちが自動車でどこかに出かけ、目的地に到着した際には駐車場を探す必要がありました。それはカーナビゲーションシステムによって、駐車場の場所情報は入手することはできても、「その駐車場が現在空いているのか?」、「料金はいくらなのか?」、「周辺にはもっと安い駐車場があるのでは?」という疑問があったかと思います。

そして、「料金を支払う際に持ち合わせの現金がなく困った」、「料金場で支払う時間がもったいない」などの不満があったかもしれません。

またそもそも、「都心には駐車場が少ない」、「自分の所有する土地に空きスペースがあるのにそれを駐車場として提供したいが方法がわからない」など駐車場ビジネスにおいて、需要と供給が一致しない点もありました。

そこでICTとIoTを活用し、リアルタイムの駐車場情報をドライバーに提供し、そのような疑問や不満を解決するという考えが「スマートパーキング」です。


●スマートパーキングでできることは?

ICTを活用、また最近では自動車のIoT化が進むことで様々な情報が自動車自体から発信されるようになり、自動車に関する情報量が急激に増えました。

そのような情報を活用し、下記のようなサービスがスマートパーキングによって実現されています。


①駐車場検索

リアルタイムでの駐車場の空き状況や駐車場までのルート案内をドライバーに提供することで、ドライバーは目的地周辺で空き駐車場を探す際の手間が少なくなり、すぐに空いた駐車場に行くことができます。

また周辺の駐車場料金を一括して見ることができるので、駐車料金と駐車場の場所の利便性を考慮したうえでドライバー自身で駐車場を選択することが可能となります。

また、駐車場を探す手間がいらないので、これまで探す間に消費されていたガソリンの節約になることは政府機関を中心に注目されており、ICTを活用した地球温暖化対策の一つとしても考えられています。


②駐車場予約と自動決済

例えば飛行機で海外旅行に行く際には車で空港まで行くかもしれません。

その際に当日、空港の駐車場が空いてなかったらどうしようかなどの心配があるのではないでしょうか。

その場合、駐車場を事前に予約することができれば、確実に駐車場スペースを確保し、そのような心配も解決できます。

スマートパーキングでは検索した駐車場の予約と事前決済が可能になっているのです。


③空きスペースの駐車場への活用

これまで個人が所有する空きスペースを駐車場にすることは多くの手間がかかる作業でした。

しかし、スマートパーキングを使えば、簡単に自分の空きスペースをスマートパーキングのサービス提供会社に登録し、利用者をアプリなどを使って募集することができるのです。

特に都市圏では駐車スペースが不足しているので、これまで駐車場ではなかった場所がスマートパーキングのサービスにより駐車場となることで、自動車の利便性も上がると考えられています。



では次回、スマートパーキングビジネスを行っているいくつかの会社を紹介します。

参考URL:
http://www.prnewswire.com/news-releases/smart-parking-systems-market-to-2025—global-analysis-and-forecasts-by-parking-site-method-and-end-user-industry-300343982.html
http://www.happiestminds.com/whitepapers/smart-parking.pdf
http://thenextweb.com/google/2016/06/27/google-flow-smart-city-parking/
https://www.greenbiz.com/article/5-startups-shifting-smart-parking-gear
https://www.greenbiz.com/blog/2013/10/30/how-smart-parking-solutions-can-transform-cities-0
http://inrix.com/
https://itunes.apple.com/app/p-i-m/id417605484