京都の京町家が国外問わず人気を集める理由

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京町屋が並ぶイメージ

近年では「都道府県の魅力度」がよく取沙汰されていますが、その中でも安定して人気が高いのが京都府。
天橋立のある宮津市など風光明媚な自然も人気ですが、やはり平安文化の色濃く残る京都市内は一大観光スポットです。

外国人に人気の京都文化

昔ながらの見事な町並み、つまり京町家は全国から訪れる観光客を惹きつけて離しません。実際に京町家を探索してみるとお分かりになるはずですが、非常に外国人観光客が増えています。以前から特に外国人気の高い京都ですが、全国的な観光政策でさらに注目度は上がっていますね。

京町家は古き良き日本文化を、繊細で洗練された建築様式で今に伝えています。石畳やたまに通り過ぎる人力車に、いつかの時代の日本に思いを馳せることでしょう。

意外に思われるかもしれませんが、実際に外国人が京町家に定住するパターンも少なくないのです。日本人が様々な国の文化的住居に惹かれて移住するのと同じで、日本家屋に興味を持つ外国人もいます。

移住するとなると当然その町の「住みやすさ」は非常に大事ですが、古風な町づくりでありながら都会でもある京都市は生活の不便さはあまり感じないはずです。

自然を上手く活かす、という点でも京の町は非常に優秀です。

受け継がれる伝統と文化

そもそも京町屋とは戦前まで受け継がれてきた伝統の家造りです。戦後は近代的な住宅やビルも増えましたが、機能性を保ちながら昔ながらの家屋と共存を図ってきました。近年では特に回帰を狙った動きも見られ、見どころは増えてきています。

忘れてはならないのが、市内にはお寺や神社が数多く見られることです。これだけでも伝統は感じられますが、そういった信条的なものも市民に深く受け継がれています。

伝統ある京町屋に住む

この地に住む人にとっては、伝統を残したいという思いが強くありますが、京町屋に住んでいる人は高齢化が進んできています。伝統の保存という意味でも譲渡が上手くいくと良いのですが、意外にも貰い手が無く、維持出来ないパターンも存在します。そういった場合の外国人など強く定住を求める買い手は、まさに救世主です。

値段も決して安くは無いですが、こだわりを持つ方にとっては「それでも住みたい」と決意させる魅力があります。

日本人の多くが京の町並みを歩いた事があるはずです。建築に興味が無くとも、見た目からその歴史を誰しもが感じます。家屋をパッと一瞥した時にまず見える独特な「格子」。これなどはまさに建物の顔であり、これらが立ち並ぶ京町屋に多くの人が無意識に「郷愁」を感じるでしょう。