京町家に憧れ、京町家で生活してみた感想

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京町屋イメージ

私は昔から和風のものが好きで、京都には旅行で何度も言っていました。結婚して家を建てようという話になったとき、真っ先に「京都で純和風の家を建てたい」と希望しました。そして情報を集めているときに出てきたのが、「京町家」でした。

京町家についていろいろと知識を集めたので、紹介していきたいと思います。

◆京都の伝統、京町屋

京町家とは、1950年、つまり昭和25年よりも前に、伝統的な建築様式で建てられた木造建築のことを言います。ほとんどの京町家は玄関に比べて奥行きがあります。坪庭(四方を壁に囲まれた中庭のようなもの)、店の間(=見せの間。一番通りに近い部屋)、通り庭(玄関と裏庭を繋ぐ土間)、座敷、などがあります。

屋根の瓦には一文字と言う普通よりも高級な瓦が使われていることが多いです。窓は虫籠窓と言って、小さな窓に虫籠のように細かい格子がついているものが多いです。格子戸や出格子、土壁なども見られます。

以上のように、京町家とはただの和風の家ではなく、京都の伝統を詰め込んだ街なのです。

◆京町屋の種類と建築特徴

京町家にはいくつかの種類があります。たとえば、厨子二階(つしにかい)という種類は、二階の天井が通常より低く、窓は虫籠窓です。明治後期までにつくられた、比較的古い京町家です。

総二階(そうにかい)というという建築様式は、明治後期から昭和初期に確立されたもので、木枠にガラスを嵌め込んだ近代的な窓が特徴です。厨子二階と違い、一回と二階の天井の高さは同程度です。

最も新しい京町家は、看板建築と呼ばれるものです。これは、昔からあった京町家を外観だけ改装したもので、高度経済成長期に多く見かけられました。一見普通の家屋のように見られますが、外観だけ改装すればもとの伝統的な京町家に戻すことは比較的容易です。

京町家の間取りは、「ウナギの寝床」と呼ばれており、奥行きがありたてに広い間取りをしています。町家の最も基本的な形は、長く伸びた土間に沿ってミセ(表に面した部屋)→ダイドコ(台所)→オク(寝室などの居住地域)の三部屋が並んでいるというものです。この間取りを「一列三室型」と言います。玄関を広くして、居住区を二列に並べた「二列型」という間取りもあります。

◆京町屋の購入と改築

私たちは、看板建築の京町家を購入し、外観を改装して純和風の建物にしました。京町家に住んでいると、古き良き京都の心がわかるような気がして、今とても充実した生活を送っています。もし京町家に興味があるなら、ぜひ見学に行ってみてほしいです。